はなもっこ 和の色彩、日本の美を楽しむ腕時計

■時計の特長その1 文字盤に使用した「岩絵具」について

日本画を描く際に用いられる「岩絵具」は7世紀ごろ高麗の僧が紙や墨とともに日本へ伝えられたといわれ、主に天然の鉱物を砕いて作った絵具です。
約1400年以上、素材や技法も変わることなく現代まで受け継がれ使い続けられている、世界でも類を見ない美しい絵具です。

高松塚古墳の壁画や法隆寺金堂旧壁画にも使われ、その色彩はあせることなく美しい色を今に伝えています。

高松塚古墳壁画 西壁女子群像
藤原京期(694年〜710年)
法隆寺金堂壁画 6号壁阿弥陀浄土図(焼失前)
7世紀末


粒子が大きくきらきらとした独特の美しい風合いをもち
砕きかたが細かいほど淡い色になり、荒いほど濃色になるという特徴があります。
幾重にも塗り重ねて表現されるその色は繊細で優雅な和の色です。



岩絵具の原料となる鉱物(アズロマラカイト)
青い部分はアズライト(和名:藍銅鉱)で『群青』の原石、緑の部分はマラカイト(孔雀石)で『緑青』の原石。両方がまざったこの写真のような状態で砕くと『群緑』の岩絵具になります。


緑青の岩絵具。 砕き、粒子を揃えて絵具の状態にするのは専門の職人がおこない、
日本画材店にて購入することができます。






■時計の特長その2 時計の製作過程について

私どものアトリエではハンドメイドで腕時計を20年以上にわたり製作してまいりました。
ひとつづつ手作業で組み立てた時計は繊細であたたかみのあるものになっています。

「はなもっこ」として展開するこの腕時計でも、手仕事でしかできない伝統的な技法にこだわり、
一つ一つ心をこめて仕上げています。



『岩絵具』自体はさらさらとした砂のような状態なので、普通のチューブに入っている絵具のように塗るだけでは定着せず、膠(にかわ)という伝統的な接着剤を混ぜあわせて、手漉きの和紙に塗り重ねます。
塗っては乾かし、また塗る作業を四回ほど繰り返し、均一な厚さに仕上げます。
少しでも厚みにむらがあると時計の針がひっかかってしまい動作不良の原因となるため、
細心の注意を払って塗り上げます。


岩絵具を塗った和紙を文字盤に貼り付けた後、インデックス(時間を示す12箇所の点)を膠で付けます。1mmにも満たない大きさのインデックスは、和紙に金箔を貼りかさね、丸く打ち抜いたもの。ピンセットで持つことも難しいので、湿らせた細い筆の先に付けて動かします。


インデックスを打ち抜き終えた和紙。少し厚みをあるものを使うことで、インデックスが盛り上がって立体的になり、時間も見やすくなります。


針を取り付ける作業。腕時計として必要な動作上の正確さを決定づける作業です。
シーブレーンの20年以上の経験があるからこそ、安心してお使いいただける腕時計ができます。



■時計の特長その4 ベルトの交換について



時計のケースはベルトの交換が簡単に出来るようにデザインされていますので、
季節やファッションに応じて付け替えることが可能です。


一つ一つ手作りだからこそ、非常に多くの種類のベルトを取り揃えています。
お好みの組み合わせで、あなただけのはなもっこをお楽しみ下さい。




■時計の特長その3 「昇苑くみひも」とのコラボレーションについて

草木染くみひも

ストラップとして、あるいはベルトとして使うくみひもは形状と耐久性の問題を考慮しつつ、
宇治の「昇苑くみひも」に特別に仕立ててもらいました。
特に、最高級とされる絹糸を使い丁寧に手で染め上げ、大和組(やまとぐみ)という光沢の映える組み方で仕立てられた天然草木染めのストラップは文字盤の岩絵具の色ととても美しくマッチします。

ストラップは和装の際、帯に根付のようにつけていただいたり、鞄の持ち手部分に付けていただいたりと、はなもっこを腕時計だけではなく、懐中時計のようにお使いいただくことができます。


昇苑くみひもホームページはこちら

 

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